みなさん、こんにちは。
環状通東ターミナル歯科です。
先日の大雨から、風が涼しく感じるようになりましたね。
暑さで寝不足が続いていたり、夏バテ気味だった方は、少しずつ体調回復に努めてくださいね。
また外出を控えられていた方は、歩く時間を増やして体を動かすようにしましょう。
食、睡眠、運動をバランスよく行うことで、体調を整えていきましょう。
さて、今回は『金属アレルギー』のお話です。
私たちの体には『免疫』という病気を引き起こす異物(ウイルスや細菌など)から
体を守る仕組みがあります。
アレルギーはその免疫が特定の物質に過剰に反応して、
くしゃみいや発疹、呼吸困難などの症状を引き起こす状態です。
アレルギーといえば、花粉や食べ物を思い浮かべる方が多いと思いますが、
歯科治療に使う材料にも、アレルギーの原因になってしまう物質があります。
お口の中の銀歯がある方は、金属アレルギーの原因になる可能性があります。
金属アレルギーはネックレスやピアスなどでかゆみが出たりするだけではなく、銀歯も原因になります。
保険診療で使用されている銀歯は、保険証をお持ちの方であれば一部負担金で治療が受けられます。
しかし、保険診療で使用されている金属は口の中に溶け出し、
さらに溶け出た金属が体内に吸収・蓄積されると、ある日突然金属アレルギーになる可能性があります。
これら金属のアレルギーは遅延型といって、すぐではなく数年後忘れた頃に発症します。
口内炎ができる、舌がピリピリするなどお口の中の症状に限らず、
手足の皮が剥ける、顔や全身に発疹が出ることもあります。
これらアレルギーの発症リスクを抑えるためにも、
当院ではセラミックの詰め物やかぶせ物を取り扱っています。
セラミックの歯に対して、「見た目がきれい」というイメージが先行しがちですが、
セラミックにはもっと良い利点があります。
1.金属を使わないため、電流によりプラーク(歯垢)を集めない
2.専用の接着材を用いているため、銀歯よりもセメントの耐久性が高い
3.金属アレルギーや歯茎の変色のおそれがない
むし歯の再発リスクが少ないため、保険治療の詰め物やかぶせ物に比べ、
結果的に治療費が少なくなることもあります。
またむし歯が再発すると、ご自身の歯を再度削ることになり、
再発回数が増えると歯を残せなくなることもあります。
現在お口の中に銀歯がある方、金属アレルギーがご心配な方は、ぜひご相談ください。
様々な選択肢をご説明しますので、ご自身で最適な選択をしていただきたいと思います。