クリスマスも過ぎ、年末が迫ってきましたね。
皆さん師走の忙しい毎日をお過ごしなのではないでしょうか?
慌ただしい時期は、体調の変化や疲れを感じてしまうこともありますよね。
そういった体調不良などは、お口の環境に影響を及ぼすことがあります。
また「ストレスは万病の元」と言われる通り、
ストレスが原因で心や体に不調をきたすことが多いとされています。
痛みや違和感など、歯や歯茎に口腔内に症状が出てしまうことも
例外ではありません。
【 歯ぐきが腫れる 】
歯周病の症状の一つとして歯ぐきの腫れがありますが、その原因は
歯周病菌をはじめとするお口の中の悪玉菌がストレスにより増加してしまい、
お口の中の細菌の集まりが悪玉菌優位に働いてしまうことだとされています。
これによって歯ぐきが腫れたり、痛む以外にも、口臭の原因菌も増えてしまいます。
【 口がよく乾く 】
緊張するとお口が乾くことはありませんか?
これは強い緊張を感じることで唾液の分泌量が減るとともに、
水分の少ない唾液を分泌する交感神経が刺激され、水分の多い唾液を分泌する
副交感神経が抑制されるからです。
そのため、唾液中の水分量が少なくなり、口の中に渇きを感じてしまうのです。
ストレスを感じた時も同様で、交感神経が優位に働くと唾液量自体が減る、
もしくは水分の少ないねばねばした唾液が分泌されます。
【 食いしばりや歯ぎしりをしてしまう 】
ストレスを感じると、無意識にグッと歯を食いしばることがあると思います。
これも交感神経が優位になるとで口周りの筋肉が緊張するためです。
人の噛む力というのは想像以上に強く、自分の体重以上の力がかかると
言われています。また、睡眠中の歯ぎしりもご自身の歯に負荷をかけてしまうので、
歯や歯ぐきへの負担は大きいです。
もし治療されている歯があれば、将来的に歯根破折などのトラブルを
起こしてしまう可能性もあります。
こうしてみると、ストレスがいかに口腔内トラブルを引き起こしているかが分かりますね。
毎日の忙しさの中で、人はさまざまストレスを抱えがちです。
お口のケアはもちろんですが、好きなことをして心の休息も十分に取っていきましょう!
またお口のトラブルは一概にストレスだけが原因ではないので、
何か気になることがございましたら、いつでもご相談ください。
最後に、本年も当院のブログを読んでいただきありがとうございます。
来年も、みなさんのお口の健康に役立つ情報発信を行うよう努めてまいりますので、
これからもよろしくお願いいたします!