みなさん、こんにちは。
環状通東ターミナル歯科です。
アスパラが美味しい季節になりましたね。
これから北海道の夏野菜がどんどん出てくるので、季節のお野菜をたくさん食べたいと思っています。
旬のお野菜は安価なうえ、栄養をたくさん蓄えています。
元気に過ごすためにも、3食バランスよく食べましょうね。
さて歯科医院に通っていて、このような疑問を持ったことはないでしょうか?
「歯医者の治療は時間がかかる。どうして一気に治療を進めて早く終わらせてくれないんだ?」
実は、これにはいくつか理由があります。
■詰め物の治療の場合
虫歯などで損傷された歯を即日修復可能なのが詰め物による治療ですが、
詰め物の治療には「歯を削る」という過程が必須になります。
歯を削ると、一時的に歯の神経が過敏になり、歯がしみたり、痛みが出たり、違和感が出たりすることがあります。
それらの症状は早いと1週間~2週間で治まってきますが、治まる前にあちこちと治療を受けてしまうと
色々なところに症状が出て食事など日常生活に支障をきたす場合があります。
これが、詰め物の治療を一度に進められない理由です。
■根の治療の場合
根の中に細菌が入ってしまっているのを治す治療を根管治療と言いますが、
根管治療の場合、炎症を起こしているのは根の先端付近の骨のところです。
根管治療は、この部分の炎症を沈静化するのが目的であり、
根の中の細菌を駆除することで少しずつ炎症が落ち着いてきます。
炎症が落ち着いてくるのにはご自身の免疫力の働きが関わっており、
治療による炎症改善が現れてくるまでに1週間~2週間はかかります。
また、炎症の改善のために根の中にお薬を入れることもありますが、こちらも1週間~2週間かかって効果が現れてきます。
従って、根の治療は1週間~2週間ごとに通っていただく必要があるのです。
■歯茎の治療の場合
歯石取りは歯茎の炎症を抑えるための治療です。
歯石取りを保険で行うためには、
①上下の歯石取りは別日に行わなければいけない
②歯石取りの前後で歯茎の検査を行わなければいけない
③かぶせものの治療は歯茎の炎症が改善したことを確認してから行わなければならない
などの保険のルールがあります。
これらはほんの一例であって、医学的根拠や保険診療のルールに従うと、
他の治療においても、一度に多くの治療ができない、次の治療までに間隔を空けなければ行けないのには理由があります。
自己判断で治療をやめてしまうのは非常に危険ですので、必ず継続をお願いします。
治療期間など、気になることがございましたら遠慮なくお尋ねくださいね。