みなさん、こんにちは。
環状通東ターミナル歯科です。
ゴールデンウィークが始まりましたね。
今日はかなり暖かく、来週には気温が20度を超える日もあるようです。
気温差に注意しながら、楽しみたいですね。
さて、今日は『むし歯になる条件』についてお話します。
むし歯はお口の中にいる細菌が食べ物の中にある糖分によって酸を作り出し、その酸によって歯が溶けた状態をいいます。
むし歯はお口の中で様々な環境が揃って、できてしまいます。
ではその条件とは何でしょうか?
①細菌
お口の中のむし歯菌が、お口の中にたまった最近の塊であるプラークの中で、酸を作って歯を溶かします。
②歯質
歯の質は人によって様々です。
歯の質が弱かったり歯並びが悪いと、むし歯のリスクが高まる場合があります。
③糖(食事)
むし歯菌は糖が大好きです。
糖質を食べて酸を作り出し、歯を溶かします。
④時間
ダラダラと長い時間食事をしていると、お口の中が酸性に傾きむし歯ができやすい環境になります。
この4つの条件が揃うと、むし歯になってしまいます。
逆を言うと、この条件が揃わなければむし歯になりません。
この環境を作らないために、日々の歯みがきと予防が大切です。
・プラークを落とすために、しっかりと正しい歯みがきをする
・フッ素配合の歯磨き粉を使い、酸に負けない歯を作る
・食事の時間を決め、規則正しく食事をとり、お口の中が長時間酸性にならないようにする
特にゴールデンウィークなどお休みになると、誘惑に負けついついおやつに手が伸びてしまいます。
食事やおやつをダラダラと長い時間食べることは、むし歯のリスクが高くなります。
お口の中に食べ物が入ると、お口の中は酸性に傾く時間が長くなり、歯が溶けやすくなったり、
虫歯菌が増えやすい環境になってしまいます。
食事はもちろんですが、間食も食べる時間を決め、食べたら歯みがきをすることをお勧めします。
間食はお菓子だけではありません。
ジュースなど糖分が含まれるもの全てです。
これからの季節は熱中症対策として、スポーツドリンクを飲む方も要注意です。
スポーツドリンクは水分補給や疲労回復に良いといわれますが、かなりの糖分が含まれているので飲みすぎに注意が必要です。
日頃の歯みがきや食事の仕方など、少し気を付けることでむし歯のリスクを下げることが出来ます。
また歯科に定期的に通うことで、むし歯や歯周病を早期発見することが出来ますので、
もし今「もしかしたらむし歯かも?」と気になっている方は、早めに歯科医院を受診してくださいね。