おはようございます。いのうえです。
皆さんはテレビで歯磨き粉のCMを見ることありますよね?
その中で「歯の穴をブロック!」みたいに言ってるのを見たことはありませんか?
この穴ってどういうものかご存知ですか?
この穴とは「象牙細管」といい、歯の主体をなす「象牙質」内に無数にある構造になります。
これは象牙質を作る細胞の一部などによって満たされている部分ですが
歯を「硬組織」として見た場合には、無数の穴が表面から内部の歯髄まで通じているような状態になります。
この穴を通じて冷たい水がシミて、いわゆる「知覚過敏」を引き起こすため、それを防止しましょうとCMでは言っているのですね。
歯の構造は、
通常お口のなかにみえている「歯冠」を覆う「エナメル質」と
歯の根の表面を覆う「セメント質」、
主体をなす「象牙質」が合わさってできています。
象牙質の表面は、エナメル質かセメント質に覆われている形になります。
しかし歯と歯ぐきの境目辺りには、象牙質がエナメル質にもセメント質にも覆われていない部分を有する場合があります。
この部分では先の「象牙細管」が剥き出しとなり、虫歯リスクが高かったり知覚過敏が起きやすかったりするわけです。
日常のケアでは、もちろんそういった部分に力を入れている商品を使うことも良いですが、
そもそも歯と歯ぐきの境目は汚れがたまりやすく歯石も付きやすい部分です。
まずは日常のブラッシングをしっかり行うよう心がけることが大事かもしれませんね。
また、歯石となってしまった汚れは歯ブラシでは落とせません。
歯周病予防のためにも歯医者さんの受診が必要となります。
日常のブラッシングの徹底と定期的な歯科受診で長く歯を守っていきましょうね!